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vol.08 柳川誉之さん 居酒屋から発信する居場所づくり レポート

2017.10.26 柳川誉之((株)フォーシックス代表取締役)

居酒屋から発信する居場所づくり〜事業の元になる想い〜 参加者4名

 

【振り返り】

 柳川さんのお話はとてつもないほどの経験から得られた膨大な知識と、さまざまな書籍から得られた理論が組み合わさり、とても分厚かったです。知識だけでは体系的で無いため伝えきれず、理論だけではリアリティが無い。そのどちらもあるから説得力があり、魅力的なお話になったのだろうと思います。例えば"お金"に関する話について、お金に困ったりお金に恵まれたりしたからお金の事が分かる。そして、お金を"ツール"と言い切れるところは恐らくファイナンスについて学ばれているのだろうと思います。

 居場所についてはMANABIYAで何回か取り上げたテーマですが、スペースやしつらえなど物的なアプローチが多かったと思います。その中で僕は((人+モノ)×コト=愛着)n乗=居場所と定義してみました。人とモノや空間があり、それを何かコトでつなぐと愛着が生まれる。愛着を重ねながら居場所になっていくと思います。その中で大事なのは”コト”。どうやって人やモノをコトでつなぐのか?そのつなぐものはなにか?それを知りたくて柳川さんのお話を聞きました

 恐らく”コト=感謝”だと思います。コトをしつらえやデザインとして捉えていましたが、どうもそうでは無いらしい。しつらえやデザインの元には”人を動かす力”であり、それが"感謝"なんだと思います。「感謝された、感謝している」といったポジティブな気持ちがその場をポジティブにし、愛着を生み、愛着が育ち、居場所になるんだろうと思います。

 マズローが提唱した欲求の5段階についても、示唆に富んでいました。マズローの本自身は読んでいませんが、ネット上の知識から、欲求は5つに区分され段階を経ていくとされています。僕自身、そのようなステップがありどの段階か?を考えることがありました。でも、柳川さんのお話はそうでは無いようです。恐らく、欲求の区分は5つでいいと思います。というより、いくつに区分するかはあまり意味を持たない。それより、欲求とはその場に必要な欲求が満たされているか?相互に作用しているかといったものだと感じました。

 例えば子供のころ支払いの都合で家が停電した時、柳川さんは友達を呼んで楽しんだ。恐らく【安全欲求】は満たされていないが、集団的帰属の【社会的欲求】は満たされているんだと思います。また、綿菓子のバイトをしている時、売り上げを伸ばして親方に褒められたいという【尊厳欲求】の中で、自分で何かを考え試してみたいという【自己実現欲求】もありました。そして、その欲求をポジティブな方向に持って行くのが柳川さんは上手だなと感じます。

 家族、仲間、会社、行政、どれも組織です。

以前読んだ本で、人が一人では生きていけないのは生理学的なモノだと書いてありました。

・人は便利なくらしをするために二足歩行になった。

・二足歩行になることにより、胎児がおなかの中に居る時間が短くなり、産まれても立って歩いたり出来ない、誰かに育ててもらわないといけない状態で産まれる。

・誰かに頼って育ってきたため、誰かに認められたい。誰かがいないと生きていけない。

とても的を得ているし、面白いなと思っています。また、そこから更に考えを伸ばすと、

・誰かを育てる、誰かとつながる。それによりさらに自分達の生活をより良くなる。

・より良くするための組織が出来ていく。

ということだと思います。

つまり、組織とは自分達の生活をより良くする仕組みで、家族・仲間・会社・行政は大きさが違えど、どれも同じなんだと思います。

”会社は自分達の幸福度を高める場”

柳川さんのお話から家族・仲間・会社・行政が一直線上にあるモノなんだと教えてもらいました。

最後に、

柳川さんのお話は『また聞きたい!』と強く思いました。柳川さんの再登壇を何かの機会で持ちたいなと思います。でも、あんまりコミットしようよ!って言い過ぎて出来なかったら困るので、高まる熱量を静かに暖めていきたいと思います。

                                     (藤輪 友宏)

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