top of page

過去のイベント

vol.09 服部彰治さん “まちづくり”ってどういうこと? レポート

2017.11.24 服部彰治(札幌大通りまちづくり会社)

“まちづくり”ってどういうこと?〜わからないからアニキに聞いてみよう〜 参加者15名

 

【振り返り】

 「まちづくり」ってなに?というお題を持って服部さんに話していただきました。事例の中であった「荷捌き」「駐輪場」「ビルのメンテナンス」とっても地味です(笑)でも、普段の生活って派手でしょうか?とても地味で当たり前のようにしている生活の中にこそ課題があり、その課題を課題としてしっかり捕らえ着実に成果を上げていくことが、まちをより良くする上で大切だなと思いました。

 とかく「マルシェ」や「ライブ」など派手な「イベント」に目が向いてしまう傾向がありますが、あくまでも『ハレ』。『ハレ』とは『ケ』のためにあり『ケ』があるから『ハレ』があるのだと思います。どちらが大切ではなく、どちらも大切。だからこそ、賑わいを生む事業もされていますが、地味な事業もされているのだと思います。ただ、その眼差しは『みんながまちを楽しむ』に注がれているのかなと思います。

 『みんながまちを楽しむ』それは誰かを悪者にしない。お話の中にあった歩行者、自転車、荷捌きなどの問題は絡まった複雑な糸を少しずつ丹念に解きほぐしていく職人のように見えます。時々、服部さんは厳しいな~と思う時がありますが、それはきっと『誰も悪者にしない』という強い意志がそうさせている。そして、『まちで戦う』という言葉と姿勢に僕は強く惹かれてしまうのかな~と思います。

 MANABIYAにはさまざまな所で活動されている人が参加者として来ていただいています。「まちづくり」と言われる分野に関わっていない人もいらっしゃいます。でも、最近思うのは『根っこは一緒』ということ。「手段と目的」、「主体性」、「関係性」、「プロセス」など大事な所はみんな同じで、自分の活動が表層的に表れているだけだと思います。だからこそ、根っこを大切にする服部さんのお話はみなさんの心に響いたのではないでしょうか?

 とても、熱く冷静な服部さんのお話は時間を忘れて面白かったですし、やっぱり凄いアニキでした。

                                     (藤輪 友宏)

 

 

新着イベント
bottom of page